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シャトレーゼで買ったアイスに付いてきた保冷材(良くあるビニールじゃなくガーゼっぽい包装のやつ、ロゴ入ってるし特注なのかな?)で猫を撫でまわすと熱中症対策になるし喜ぶ。

ビニール包装のやつはすぐ結露するし冷たすぎていやがる子もいるけど、ガーゼなので濡れないし冷たさもマイルドでちょうど良いみたい。






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生体3DOPの話(2017.08.11追記)
seyren.png

2006年3月のリヒタルゼン実装から11年余、今回のアップデートにおいて祝福の星の導きにより、レゲンシュルム研究所の狂気の人体実験の犠牲となったルーンミッドガッツ王国出身の若者たち(の一部)の魂が救われました。
当記事ではプレイヤーの間で生体DOPの名で親しまれ、熱心な在野の研究者ら(意味深)の手でウ=ス異本と呼ばれる生態研究資料までもが編纂されるなど熱狂的なファンも多くいる彼らのストーリー上の扱いの歴史を振り返ってみようと思います。


2017.08.11
モンスターサーチのY.S.F.0.1セイレンのドロップリストから得られた情報について追記。













1.リヒタルゼンアップデートとその後

まず、2006年3月のリヒタルゼン及び生体工学研究所のJRO実装当時の段階で、生体Dに出現するモンスターに関する背景設定などの情報が公式サイトなどで公開された形跡は見つかりませんでした。

なので、【EP5.0】においてシュバルツバルド関係のアップデートが進む中で『生体工学研究所侵入クエスト』『レゲンシュルム研究所クエスト』『大統領クエスト第2部』等でボルゼブや疑似ユミルの心臓の話が出てきて、事のあらましが漠然と把握できるわけですが、名入りで登場する2F3Fの生体DOPの生前の話や背景設定などは長らく不明なままです。






Redemptio-.png


例によって、プレイログを残してくださっていた偉大な先人の記録です

rosidestoryさんによる『レディムプティオ習得クエスト』のログ

なんと、グリードとかいったクエスト形式で習得できる転生二次職向けスキルの1つ、レディムプティオの習得クエストでしっかり伏線埋設が完了していたという・・・

うーん。2006年7月実装ですか。そういえばうっすらと記憶が。グリードだけ取得してチャージアタックには見向きもしなかった切ない記憶が。
ともかく無敵のソロ軍団であるわたくしが気付くはずも無い話でした。

当時隆盛を誇ったGH臨公PTよろしく、セイレン=ウィンザーをメイン盾とした前衛3(セイレン、エレメス、ハワード)に後衛攻撃職2(セシル、カトリ)、支援1(マガレ)という即席の冒険者集団がマガレの覚醒などを経て成功裏にGH探査を成功させ、そののち、固定PT化し大陸を股にかけた大活躍を見せる。その実績を受けて王室より公式使節団としてシュバルツバルトへ赴く任務を拝命した
(布教と修行目的でリヒタルゼンへ行ったというのは案外表向きの理由で、シスターは使節団としての活動を知らなかったとか、そもそもオーディン信仰の布教活動を目的の1つとした宗教使節団だった可能性だってありますし、後付でいくらでも無理の無い解釈は可能な設計となっているのがまたにくい。)


どうでしょう!
流れとしては自然ですね。
エレメスはアサシンギルドから派遣された護衛とか、セイレンはプロンテラ騎士団付きの騎士だったら団長を任されてもおかしくないし、それらしい設定はいくらでも後付け出来ましょう。少なくともレディムプティオ習得クエの流れは生体3DOPの生前を足跡を示す貴重な資料だったのですね。

その後、遅くとも2009年までに月刊RAGNAROK(韓国のRO専門誌)か韓国公式サイトで、生体1F~3FのDOPやリムーバに関する背景設定が公開されたらしいです。
(調べましたが、古すぎて情報元にはたどり着けませんでした。)

なお、それらが日本語に翻訳されたものという触れ込みの情報はピクシブ百科事典「生体工学研究所」など複数の日本語サイトにまとめられています。


正直な話、前述の『レディムプティオ習得クエスト』の話とこの設定はかなり食い違ってしまいます。
とはいえ、あくまで韓国公式の設定に過ぎず、以前から分析している通りJROはJROで独自のローカライズが進行していますので、『レディムプティオ習得クエ』という、JROで実際に実装したクエストで語られたことがJROにおける正史と考える方向で参りましょう。

(なお、2015年11月に実装されたLOVAとのコラボMD『永劫の戦』で見ることができるLOVAコラボ真化DOPたちのストーリーは韓国公式設定が採用されていますね。LOVAの話はパラレルワールドのような感じになっていますし、正史とは別の流れとして設定が組んであるのかも。)


それで、クエストなどから推測する限り、この時代の生体DOPとは「レッケンベル社(=ボルゼブ?)の生体実験によって廃棄された体(ホムンクルス?)に幽霊(怨念?)が憑依したもの」でした。





2.生体工学研究所拡張アップデート

2012年6月に生体4Fが実装しました。ここに追加された転生2-2職DOPについては、実装当初より公式特設ページにおいて世界観設定として生前の情報や人間関係などが公開されています。

公式blog情報によると、これらの設定資料はKROでは未公開(当時、現在は不明)だったものの、JROでの実装に際してアップデート内容紹介用として公開が許されたものだったらしいです。

ここで気になるのは、公式特設ページの世界観にある話の時系列です。

・リヒタルゼン周辺での行方不明者多発事件はレゲンシュルム研究所での人体実験が原因であったことをプレイヤーが突き止め、その実行犯と目されるボルゼブが(表向き)追放される(→2006年3月実装分『研究所クエスト』の内容)

・その後、最近になって再び行方不明者が出始める。ミッドガッツ王国の隠密調査部隊もリヒタルゼン近辺で行方不明となる。事態を重く見た国は非公式の「調査隊」を現地に派遣するが、これも消息不明となる(→2012年6月実装分『レッケンベルの噂』クエストの内容)

この"非公式の調査隊"の成れの果てというのが生体4FのDOPたちなわけですが、それより前に消息を絶ったとされるミッドガッツ王国の隠密調査部隊というのは何なのでしょうね。
『研究所クエスト』以降の話なので、リヒタルゼン実装以前に行方不明となったセイレンらの消息を調査していたのかな?と個人的に推測しているのですが、詳細は不明です。

それで、生体4実装時に追加された『MD禁忌の研究所』入場クエストである『レッケンベル社の噂』において、ボルゼブの研究はレッケンベル社の容認の元で行われていたものであり、『レゲンシュルム研究所』クエストでプレイヤーから生体実験の事実を嗅ぎ付けられたことで、レッケンベルにとってボルゼブは危険因子の1つとなってしまったため、表向きは退社させたことにして地下4Fの研究室に移動させ実験を続けさせていたことが判明しました。

非公式「調査隊」の面々は、ボルゼブが地下4Fの研究室に移動させられたのちにレッケンベル社に捕縛され、実験体にされてしまったということなのでしょう。
そしてこの生体DOP達を生み出した張本人である人間性のカケラもない狂気の科学者であるボルゼブですが、レッケンベルからしてみればただの手駒の1つに過ぎず、再び実験内容が外部に露呈するような事態に備えて、ボルゼブごと証拠隠滅を図る仕組みが整えられていたわけで、レッケンベルの闇の深さが分かるクエストでもありました。


なお、2015年10月実装の生体獄(戦死者の墓)はいわゆるナイトメアD(難易度HARD)であり、ストーリー的な進展は特にないので割愛します。
ただ、生体獄の公式特設サイトの世界観のページによると、この時点で生体DにいるDOPたちは「神に等しき力を持つユミルの心臓により生み出された"思念体"と呼ばれるモンスター」であるとされており、実際、このアップデート以降に生体Dのmobに思念体系のアイテムが追加されました。

思念体というと、魔剣士タナトスも思念体ですね。
タナトスタワーの登頂時に読むことができるバルムントのメモによれば、それは残留思念、生前の強い願いや想いが形となって残っているものと解説されています。地縛霊みたいなものですね。

彼らの呼称をどうするかとなったとき、さすがにユーザーの間で使われている生体DOPと呼ぶわけにもいかないし、幽霊と表現すると陳腐なうえ実態にもそぐわないため思念体という表現が用いられることになったのでしょうか?



古びた装備を作るために"悲痛の思念体"に会いに行くと語られるように、生体実験の対象となり非業の死を迎えたという事実により湧き出る怒りは相当なものですので、それが疑似ユミルの心臓の力で実体化したものが生体DOP(思念体)であるというのが公式的な見解だったということなのでしょう。





3.テラ・グローリアアップデート

さて、そしてこの度の最新アップデートである「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」では、皆さんもご覧になったと思いますが突如として初期生体DOPのうち、生体3Fのセイレン=ウィンザーらにスポットが当てられ物語が進行しました。



Werner2.png

まず、アップデートのメインクエスト『テラグローリア』において、アイゼン・ヴェルナーの口からセイレンらの生前の状況が端的に語られ、次いでボルゼブによる生体実験に供されて以降のセイレン達の身に起こった現象が、初めて具体的に説明されました。

『テラグローリア』クエストを見る限り、やはりJROのセイレンたちは『レディムプティオ習得クエスト』で語られていた流れの中で使節団として任命されリヒタルゼンへ向かったと考えるのが妥当のように見えますね。
こうしたほうがストーリー的に自然であると判断してのローカライズなんじゃないでしょうか?

少なくとも、前出の韓国公式情報ではそれぞれ個別の状況下でレッケンベルの実験材料となってしまったとされていましたが、JROではその設定が一部なのか全部なのかは不明ですが改変されているのは間違い無いです。
たとえば

640 :(^ー^*)ノ~さん :09/03/13 15:55 ID:toRf3k9v0いや、オリジナルは全員、既に実験の犠牲になってるぽい。
ソースは韓国公式の月刊ラグナやらで、既に一通りの一次・転生DOPのオリジナルについて話が出てる。

>>635
上記ソースにて、セイレンの弟で確定ぽい。
肉親ってだけでなく、こいつが酒場でチンピラに絡まれてた少年を助けたのがそもそもの原因。
少年が酒をこぼしてチンピラ激怒、それを弟が庇い、相手が刃物抜いた為に兄貴が割って入って腕に大怪我。
兄貴は騎士としてやっていけなくなり、絶望しきったそこにレッケンベルの関係者が治療を名目に誘いを掛けるってとこで話は終わってる。

以前、にゅ缶考察スレなどで出回っていたらしき、韓国公式の出した背景設定の話はなかったことになっていますからね。(※↑に出てくるセイレンの弟というのはベネディクト=ウィンザーのことです。JROでは父に変更されてます。)


しかし、相変わらずセイレンらがどういった経緯で派遣された使節団なのかは『テラグローリア』クエスト内でもぼかされており、

nihil.png

ニーヒルもこの程度しか言及しませんでしたが、『レディムプティオ習得クエスト』で描写済み、という事でこうなっているんでしょうかね。なんにせよ、このように薄く曖昧な描写に終始しておけば、後日これを伏線として新しい展開に回収することも可能ですので、なにより生体4のDOPたちの救済だって当アップデートでは行われなかったわけですから、当ブログとしてはそのあたりの今後の展開に期待しております。
少なくとも、セイレンは生体3FのDOPたち全員を「私の仲間」と呼び、その遺品をプレイヤーに託しているので、JROオリジナルの設定において彼らは全員、ルーンミッドガッツ王国使節団の一員ということになっていると考えてよいはずですからね。GH探索から苦楽を共にしてきた仲間たちが、そのまま王国使節団として採用されたとわたくしは信じます。

ということで整理しますと、
2006年のリヒタルゼンアップデートにおいて、ボルゼブのようなマッドサイエンティストが裏で非合法な実験をやっているというレッケンベル社の闇が描かれ、2012年の生体4アップデートにおいてそれが組織ぐるみの大規模な犯行であることが判明したわけですが、今回のアップデートにおいてはボルゼブの実験が転機となり、"疑似ユミルの心臓"を生身の人体に埋め込み生体兵器化するというプロジェクトが進行することとなり、それまでボルゼブとは別の方向性を検討してきたヴェルナーもその路線に方向修正したこと。そして、この研究は2012年の段階ですでに"目の上のたんこぶ"のような腫物扱いで地下に隔離されたボルゼブの手から離れ、ヴェルナー(あるいは他にもいるのかも)に引き継がれていることがわかりますね。





Werner3.png

そして決定的なのは、レッケンベル内部の人間であるヴェルナーの口から具体的に"生体DOPの正体"が科学的(魔導科学的?)に説明され、定義された"ということです。

振り返ってみますと、たしかに"死んでいった被験者の怨念が破棄された実験体に憑依したもの"だの、"生体実験によってユミルの心臓の力で作られた思念体と呼ばれるモンスター"だのというのはレッケンベル関係者の口から出た言質ではありません。
クエストなどを通じて推測されたものか、公式サイトの書き方も"という噂が出ている"というぼかし方がされていたりします。
そうしておいて、ストーリー的にネタとして使える段階になって初めてこのように詳細な設定が登場しているんですよね。

上で述べたわたくしの"表現が曖昧な描写で流されている場面は、伏線として敷設するため敢えてぼかしてあるにちがいない"説は、こういう理由から導き出したものです。

しかし文字に起こすとほんとに凄惨な人体実験ですよね・・・
疑似ユミルをセイレンのような転生したこともあるような強キャラに移植したらすごい生体兵器になるに違いない!という倫理観の欠片もない狂気の実験を行った結果、疑似ユミルのもたらすエネルギーに耐えられず素体は死亡し、死亡後にも供給され続ける疑似ユミルの力がその人物の記憶・知識・肉体までも複製してコピーを量産しつづけるというイレギュラーが起こってしまったと。

(生体研究所の同姓同名DOPたくさん湧いている問題はこれで一応合理的かつ科学的な説明になってますね。)

そしてこのイレギュラーは、実験に供され非業の死を遂げた彼らの怒りに疑似ユミルのパワーが反応して生じている現象であると。そのため研究員らの科学的制御を受け付けない、怒りという残留思念だけで動く、ヴェルナー曰く"失敗作"が溢れてしまっていると。

正直、研究内容が外部に漏れそうになったらボルゼブごと証拠隠滅を図るようにプログラムされた"非常用スイッチ"が登場する『レッケンベル社の噂』クエストの内容と若干の矛盾が生じますが、まぁあれもレッケンベル社の方で実験体を高度なコントロール下に置くことが可能であったというより、無差別に暴れまわるよう設定されていただけと解釈すれば大丈夫ですね。

そして思念が宿り動いているモンスターなので、思念体という表現も間違いではないです。


ここで少し気になっているのは、『シドクス』クエストで語られた通り、レッケンベル社はかなり昔から疑似ユミルだけでなく、本物のユミルの心臓の欠片も入手していたはずで、ハートハンターが盗み出した祝福の星以外にも本物を保有しているはずですよね。ボルゼブは最初から危険人物扱いされていて本物を扱う権限を与えられなかったとか、そういうオチは考えられますが、ヴェルナーのような結構な権限を与えられてそうな主席研究員クラスの連中は、ほかの施設で本物を使った実験を今も繰り返しているのではないでしょうか。

今後の展開でそのあたりの掘り下げもやってほしいところですね。
MD中央実験室のMVPボスがセイレンですし、もしかすると今後ランデル=ロレンスらが再登場したりして。
RK用新型アーティファクト(Y.S.Fシリーズ)が登場した意味は、他職のものも当然出すよ、というメッセージにも思えますよね?


2017.08.11追記

ysf_seyren.png

モンスターサーチでY.S.Fシリーズ(装備品)の仕様を調べていてこんな情報を入手しました
まだ行ったことがないGHMDの収集品もそういう傾向があるらしいですが、アイテム説明欄で物語の情報を晒していくスタイルは検証が大変なのでやめてくださいよ・・・(=_=;

まず、アイゼン・ヴェルナーの研究はハートハンターが強奪してきた祝福の星、つまり本物のユミルの心臓の欠片を用いた、完全に制御可能な不死の生体兵器の開発を目的とするもので、通称を"ユミルプロジェクト"という。ということでしょうかね?

その中でセイレンはYmir project Sample Final 01(ユミルプロジェクト最終標本01)と呼ばれていたようですが、様々な実験用サンプルとして利用され数々のデータが得られたのでYmir project Specimen First 01(ユミルプロジェクト第一級標本01)へと改称されたと。


んん~。Specimen Firstをどう訳すか迷いますが、specimenは数あるsampleの中の代表例って意味だったはず
firstはこの場合セイレンが自我を持った検体という特殊さ(それゆえいっぱいデータが取れた極上の実験体であったこと)を示している気がするのでこんな感じにしました。あとヴェルナーが実験体ではなく標本という表現を使っていたので標本で。

要約すると、「セイレン、それはヴェルナーのお気に入り」!!
装備品の説明欄で語るようなことか・・・(呆れ)


というのは冗談ですが、こんな意味深な設定が存在する以上、やはりY.S.Fシリーズは02以降が存在するとみていいんでしょうねぇ…これから生体3と生体4の全員分のユミルプロジェクト最終サンプルを潰して周る旅が始まるのか(困惑)

追記ここまで



Seyren2.png

ところで、ROがやはり神話を描いた物語なんだなと感じさせられるのがこの場面です。
疑似ユミルを埋め込まれて今日に至るまでに何万回と複製を重ねられ(ついでに言うとその度にプレイヤーに処理され)、その度に希釈し拡散していく一方であったはずのセイレンの意識が、ルーンミッドガッツ王国の至宝"祝福の星(テラグローリア)"の力によってよみがえり、最後の力でプレイヤーに任務報告と、自分たちの遺品を託すわけです。

padora.png

思い返すと、魔王モロク関連のアップデートの中でも、たとえばモロク城地下の封印は幾度となく崩壊の危機に晒されてきたものの、イグドラシルの意思によってかろうじて繋ぎ止められていたことがモーラアップデートの『紫色の竜』クエストにおいて語られていますし、モーラ、エクラージュやフレイムヴァレーのようなビフロストと接続した場所で"知恵の王の指輪"なしでヨトゥンヘイムやアールヴヘイムの住民と意思疎通が可能なのは、ビフロスト(イグドラシル)の意思とその恩恵によるものであることが、ゲーム内で都度語られています。

ウェルス以後、ROはSFめいた展開を見せることが多いですが、イグドラシルやユミルは世界の根底にある神話の存在でしかないのかというと、決してそうでもなくて、こうやってROのストーリーに具体的な形で絡んできているんですね。

個人的には「不思議な海のナディア」で、主人公ナディアの兄で肉体を機械化されガーゴイルの操り人形にされてしまったビナシスが、物語の終盤に自我を取り戻すシーンを思い出しました。





Werner.png

あとは2次創作を積極的に応援することに定評があるガンホーさんのことですし、ウ=ス異本の執筆内容に新しいテーマを追加するのも余念なく行われていましたね。
最初は何のことやら分からず、伏線かと思ってSSをとりましたが、なんのことはない、ウ=ス異本関連の話でした。

あの子、ねぇ・・・


werner4-5.png

本物のユミルの心臓の欠片を使って複製した、ボルゼブ製のオリジナル実験体(こっちは疑似ユミル使用)を超える超殺戮マシーンをあの子呼ばわりした挙句、首根っこ掴まれても涼しい顔して「反抗期かな?」ととぼけられる辺り、この人もただ者じゃない強キャラ感を出しまくりでしたね。

そのヴェルナーも逃げちゃいましたし、きっとこの後、第2、第3のあの子が登場するのか…ウ=ス異本がア=ツ異本になっちゃいますね()


脱線しました。しかし、思い出してください。
傭兵反乱事件は、レッケンベル社がガーディアンを生産して各国に売り込み始めたせいで商売あがったりになりそうな傭兵が危機感から起こした事件でした。
その後、バルムントの出奔によりガーディアン量産計画が頓挫したせいで生体実験が始まり、ボルゼブの研究を契機に生体DOPという生体兵器の開発研究が行われることとなりました。

なんにせよ、ここまで描かれていたのはレッケンベル社が死の商人をやっている、という話だったはず。
当時、その目的は世界を裏から牛耳るとか、金稼ぎのような俗物的な感じに見えていたものですが・・・



parallel2.png

werner4.png

ところが、それらはすべて"過去に執着している"という会長の思惑で進められたことだというのです。

ヴェルナーは中央室の入り口で最初に"ユミルの心臓を使って時間を操作する"研究を行っていると言いましたよね。
まぁこれはあくまで人体の時を止める、不死化の研究のようでしたが。
とはいえ、生体DOPの兵器化など、疑似ユミルを使った各種の研究活動は、時間の操作か、タイムスリップか、はたまたわたくしが推論しているパラレルワールドへの飛躍か、なんにせよその手のテーマに繋がるだろうということで推し進められてきたようなのです。

なんとなく、ユミルの心臓の話が、ウェルスの話の続きに接続しそうな感じになってきましたね。






4.いつか還るところ

では最後に、救済された魂の寄る辺について触れて終わることにします。
正直、掘り下げようにもゲーム内で得られる情報が断片的なんですよね・・・

まずはハワード=アルトアイゼンの話。

ハワードを見て、ルーンミッドガッツ王国の使節団というのに、なんでシュバルツバルドの人間が混じってるの?と思う方も多いかもしれないですが、元々アインブロック実装までブラックスミスギルドといえばゲフェンでしたからね。
マジシャンギルドの街にあるのは都合が悪いということで、それらしい鋼鉄の街に移転したという話で、ゲフェンの元ギルド本部のあった建物にはそれを忍ぶよすがが残っていますし。

ギルド本部が移転したことで、王国の人間でもBSを志す者は共和国での活動が増えたことでしょう。
だいたい、アルケミギルドだって国境都市(あれ分かりにくいけど実はシュバルツバルドの領土です)にあるし、セージギルドなんてジュノーにあるわけですから、王国の人間が個人で越境し共和国内で活動すること自体はごく普通に行われているはずです。

(余談ですが、今回のテラグローリア捜索クエストのように国家レベルの事件となると、さすがに外交問題化しますので、非公式な折衝によって内密に事の処理に動こうとする様子が細かく描かれていましたが、それはそれでリアリティがあってよかったなと思いました。)

altaizen.png

話を戻しましょう。
移転後の本部の受付のこの人物。この人がハワードの兄なんでしょうか?
遺品である指貫を託した相手は別の人物ですが、ゲーム内で後日談など見れたらいいんですけどね。


alt-Cecile.png

そのハワードの遺品の指貫も、宝石をあしらった非常に高度な細工物であることが、遺品を託した彼の関係者クレバーの口から語られていますし、ハワードが想い人へ贈ろうとして作ったものと見て間違いないでしょう。
武器制作を生業とする(クレバーいわく、鋳造技術はまだ未熟との事)男が、畑違いの繊細な技術を要求される細工物に手を出したからには、きっとものすごく苦戦しただろうことは想像に難しくありません。

弓用の指貫を使う人といえば…弓手。

そう、セシル=ディモンですね。
彼は彼女に思いを寄せていたと公式サイドが匂わせてきました。
ウ=ス異本の執筆者の方々はこの事態をどう受け止めておられるんでしょうね。

それに対して、セシル=ディモンの遺品は携帯用お裁縫セット。
韓国公式設定によると女子力が足りないサバサバ系女子だったので意外でしたが、同時にそれを気にしている節もあるという話でしたし、遺品を託した彼女の姉シェイリーンによると、ボタン付けくらいなら出来るかな?と言って陰ながら手習いをやっていたという、なんともいじらしいエピソードが。

そして、姉の元へ戻ってきたお裁縫セットからは、予備のボタンが1つなくなっていました。

願わくば、武器制作に情熱を傾け身の回りのことに無頓着だったとある鍛冶屋の男が着ていた服のボタンが1つ、不慣れな手つきで新しいものに付け替えられていてほしいものです。







Seyren3.png

続いて、この方。メインを騎士職で固めるわたくしはよく知る、ナイト転職試験官の一人で、セイレン=ウィンザーの遺族ですね。
とにかく寡黙でぶっきらぼうなので印象的でした。

ちなみにこれはプロンテラ騎士団詰所で撮影したSSです。
遺品届け先はプロンテラ酒場であり、そちらにも同名NPCがいます。
酒場の方はわたくしも知りませんでした。元からいましたっけ…?

ROのWikiにはウインザーベネディクトという名前が出てきますが、これは東アジア風に姓名表記になっているし古いローカライズ情報かなにかでしょうか。
酒場で話しかけると、ベネディクト=ウィンザーと表記されます。
さらに、上述の月刊RAGNAROKによると彼はセイレンの弟ということでしたが、JROでは父ということになっています。
大幅に改変されましたね。

windsor.png

しかも衝撃的だったのは、カトリーヌ=ケイロンもまた彼の子供であったということ。
ぇえ・・・なにそれ。なぜ姓が違うの?カトリーヌは、別れた前妻の子とかそういう感じ?
さらに、妻に先立たれたと本人が言っていますので、そうなると奥さん二人、息子、娘を失っているという話ですよね。
そりゃ寡黙にもなりますね。
(カトリーヌの遺品引受先も彼=カトリーヌの母も亡くなっている?いや姓が違うことを無理やり理屈付けているにすぎません。そもそも韓国公式設定を無理に改変した結果生じた矛盾の可能性も…)


とか、色々考えましたけど、遺品を見る限りベネディクトの妻は1人だけなんじゃないですかね。
たとえば、このペアリングはきっとベネディクトと妻の結婚指輪でしょう。

「好きな人が出来たら、その片割れをその人に渡しなさい」

とか言って、父ベネディクトが子セイレンへと受け継いだものかもしれない。
(そのペアリングが2つ揃って戻ってきていると言うことは・・・あっ・・・ソリンちゃん・・・;_;)

一方、カトリーヌの形見であるロケットペンダントは、どう考えても父ベネディクトと母の肖像画ですよね。

windsor-Catarine.png

そしてベネディクト自身がこのような発言をしている。

少なくともウィンザー家は、ベネディクト自身がプロンテラ騎士団の教導騎士を務めるほどの人物であり、セイレンも若くしてロードナイトクラスに育った有能ですので、王国の名のある武門だった可能性があります。
なので、カトリーヌも将来は騎士になることを嘱望されていたのでは?

しかし若くして魔術の才能が芽生えていた彼女はそれに反発し、家を出てウィンザーの名を捨てマジシャンへの道を選んだ。
武の名門ウィンザー家の子女がゲフェン魔法ギルドの門戸を叩いたとなると、色々めんどくさそうじゃないですか。
だから偽名や通名を名乗ったとしても無理からぬことでしょう。
ケイロン姓のマジシャンに弟子入りしたとかそういう説をとってもいいかもしれません。

そして、もしこのような推測が事実とすると、それでも父ベネディクトは娘の意思を尊重して余計な手出しはせず、娘カトリーヌが立派に成長していく様子をかげながら見守り続けていたのではないでしょうか?

一方で娘も、父と母の肖像画のロケットペンダントを後生大事にしていた。
反発して家まで出て、姓を捨ててさえいてもなお、やはり彼女は家族のことを想っていたのでしょう。

そんなふうに想像すると、妻に先立たれ、子供二人も先に逝ってしまったベネディクトの胸中はいかばかりか。
うーん・・・
やっぱりROってダークファンタジーだわ。






magare-.png

続いて、マーガレッタ=ソリンの無事な帰還を何年も祈り続けているであろうこの方。
しかしライナース修道女のこの祈り。
レディムプティオクエストでは生きて戻ることを信じている感じでしたけど、この祈り自体は既に死んでしまっていることを覚悟し、それを受け入れているかのようです。


margaret.png

magare-2.png

なぜ、遺品の届け先は彼女ではなくカピドーリナ修道院のシスターマーガレッタだったんでしょう?
シスターマーガレッタの言葉から推測される結論は、

「ソリンは孤児で、幼い頃修道院に引き取られた」
「シスターマーガレッタは、いわば、ソリンの母親のような存在だった?」


このような感じでしょうか。
うーん・・・ソリンについても結構深く悲しくストーリーが掘り下げられていますね・・・
シスターの話ぶりから、ソリンは共に過ごす中でセイレンに好意を抱くようになったようですが、一方でセイレンの遺品を見る限り、自分の想いを彼に伝えることなく片思いのまま儚くなってしまったように見えますし。

しかし、ライナースさんだけでなくシスターマーガレッタも彼女の死を正面から受け止め達観してしまっているのは、勇敢な魂は死後エインヘリアルとして主神オーディンに召し上げられるとする彼らの信仰が故でしょうか。

できれば、ライナースさんにも事の顛末を伝えてあげて欲しいです。





Guile.png


guile-2.png

最後は、エレメス=ガイルの遺品。
アサシンギルド本部ではなく、モロクの秘密の酒場にいるガイル=マロヴィッツなる人物が引受人でした。
見た感じエルダー・アサシンクロスというか、既に第一線からは引退して、事務方を任されているようなそんな風貌ですよね。
彼の上司に当たる人物とか、そういう感じなんでしょうか。


セイレンもこの人も、「任務」という表現を使っていますね。
アサシンクロスギルドが受ける依頼で、このケースに相当しそうなものはやはり『ダンデリオンの依頼』クエストなどからも想像が付きますが「護衛任務」でしょうか。

しかし・・・使節団付きの護衛任務なら、通常、騎士かクルセイダーのような職業が担うものであるように思われます。

なぜ、アサシンクロスに「任務」が下ったんでしょう。



というか、良く考えると彼は「レディムプティオ習得クエスト」で語られる初期のGH探索時代から居るメンバーじゃない可能性もありますよね。
アサシンクロスである以上、ギルトから出された「任務」に応じて仕事をするのを生業にしているはず。
まさか、シュバルツバルド国内で行方不明になった使節団を非公式ルートで捜索するため、ルーンミッドガッツ王国が依頼人となって出された「任務」に応じたのが、エレメスだったとか?



・・・いや、しかしそうするとセイレンがガイルも含め皆を"仲間"と呼んでいることと矛盾しますね。
やはり最初の方で触れたとおり、彼もまたセイレンらと旅を共にした使節団の一員だったと考えるのが自然です。

そしてそれこそが彼に与えられた任務だったのかも。

ジターバグに出てくるメロディージャックだって、ああいう感じでアイグ護衛を建前に白羽ギルドに付き合ってあちこち出向いているし、例の脳筋RK御一行様所属のアルプオカートみたいな例もありますからね。
エレメスもGH探査行からずっと仲間として行動を共にしてきたに違いありません。





彼らが亡くなってリアル時間でもゲーム内時間でもかなりの年月が過ぎ去ったわけですが、今もなお6人それぞれに彼らを待ってくれている人が居ました。それがせめてもの救いです。
ほんとうの人の死というのは、肉体の死を悼み、生前の姿を思い出してくれる人さえ誰も居なくなってしまったそのときだと思いますし。


『テラグローリア』クエストのクエスト情報にさえ載らない、プレイヤーとセイレンだけが知る約束。
これを果たしたとき、やっと彼らの魂はいつか還るべき場所へとたどり着くことが出来ました。

生体がらみの話というと胸糞悪い展開が続いた中で、最後は少しだけ救いがあってよかったです。

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RO関係 | 05:28:01 | コメント(3)
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2017-08-14 月 00:51:10 | | [編集]
お久しぶりです、お元気に考察なされてるようで何よりです。夜勤中の今、8月・9月分を一気読みの贅沢をさせていただいております(*^^*)

>そしてこのイレギュラーは、実験に供され非業の死を遂げた彼らの怒りに疑似ユミルのパワーが反応して生じている現象であると。

へえ、なら本物のユミルの心臓を僕らが体に取り込めたら最強やん~(鼻ホジー)と思いましたが
・・・そういえば、突然「ユミルの書」なんてものを読んで、なぜかやたら階段を下って進んだ先にユミルの心臓があって・・・うん?僕もう取り込んでました?
改めて転生クエストの文章を読みましたけど、そういや私たちは1回死を超越して生まれ変わったんだった。転生してたわ(笑)
死を乗り越えようとした挙げ句とんでもないことをしでかすNPC達は、もっと私たちを尊敬するべきだと思います(笑)
2017-09-27 水 01:58:54 | URL | 熊。 [編集]
Re: タイトルなし
熊。さん

うああっーー熊さんだ!
ちょっとちょっとー消息が知れず心配してましたよ。息災ですか?
おかげさまで、こちらは順調に低級癌畜闘士の道を歩んでおります(=ω=

あ、お仕事お疲れ様でした


>死を乗り越えようとした挙げ句とんでもないことをしでかすNPC達は、もっと私たちを尊敬するべきだと思います(笑)

考えてみれば、いまやNPCも転生キャラクターで溢れかえってますからねぇ・・・
年端も行かない(あれ扱われ方見ると小中学生くらいですよね)ロエルでさえロイヤルガードになっているというのに。

擬似ユミルさえ取り扱いに手を焼くレゲンシュルム研究所とかいう科学集団、無能
ユミルの書やユミルの心臓の欠片の取り扱い方を熟知していたジュピロス文明、有能


うーんこれはジュピロス33-4ウェルスということでいいですかね

2017-09-27 水 07:49:12 | URL | ワタクシ [編集]
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